幻想廃墟の裏庭空間

「そこに真っ白な空白があると、何かを書きたくならない?」

ところで私は思うのだけど。 何? 貴女の好きなものは? Lafaだけど。 え、何? Lafa、妖精と言う意味合い。主に西の方で使われているわ。 そういえば、貴女は何処の出身だっけ? ElAnEsの幹の方にある世界、Avlrorのさらに下の方。 ごめん、何を言ってるか…

日常と非日常、現実と異世界と言うのはさして遠い所ではないと感じるの。そんな事を彼女は言う。例えば普段歩く道端からマンホールを降りれば、大抵の人にとっては未知が広がっている。思い切って別のバスに乗ってみたり、知らないお店に入ったり、全く縁の…

朝、庭の様子を見ていると、春の日差しに雪が溶け、乾いた土と薄い色合いの草花が、ひょっこりと顔を出していた。冬の重さにつぶれ、殆どが横たわっている彼らのうち、ひとつだけ背を立てた名も知れぬ草がある。思わず彼を覗き込んでみると「やあやあ、ずいぶ…

地平線まで広がる灰色の空は風に揺らぐこともなく。 ここでは、いつも瓶の中に蓋をしているみたいに厚い雲が留まっている。憂鬱な天気に気だるげな薄い光。目を瞑り、布団にくるまり二度寝に入ると生真面目なアラームが雷のように鳴り響く。仕方なくベットか…

ぶろぐ、はじめました。

ブログを始めたよ。 ブログとは何かな? WebLogの略だと思う。要するに、何かをログに残す事。 何か残したいことがあるの? そんなにないけれど、日々起きたことをただ受け流すのではなくて、受け止めて、咀嚼して、飲み込んで、形にして、言葉にして、それ…