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幻想廃墟の裏庭空間

「そこに真っ白な空白があると、何かを書きたくならない?」

22:38

22:38


夜闇に響く、或る遠吠え。


何かを嫌っているのか、何かを求めているのかすら解らないほどに文脈から切り離された残響が、今も耳の底に響いている。


遠い声。

朝焼け、昼の眩しさと暖かさ、夕闇の赤色に、夜の月と蒼い夜。

心の底に響く、一日の残響に、耳を澄ませて、かき乱されて、深呼吸をして、誰がどんな顔をしていたのか、記憶の底から掬いあげて。

改めて、息を吸い、心を冷やし。

 

少しだけ。

許す。

 

許せないけど、少しだけ、許してあげる。