創作想起:睡眠
眠りと言うのは中々困ったもので、ふと気が付くと、意識が途切れてしまう。
電源が落ちたように頭をさげて、ふっつりと暗闇の中。
何処までも落ちてゆき。
エレベーターが急に止まったような感覚と共に、目が覚める。
綿に包まれているような感覚。
体中の熱が止まらない。
前後の記憶が薄い。
目の前を見ると、見知った場所。
でも本当にそうだろうか。
未だ眠い。
何故眠いのだろう。
さっきも眠ったはずだよね。
そのはずだけどまだ眠い。
かんがえがまとまらない。
時計の針を見ようとするけれど、どこにもない。
手を伸ばそうとして、また意識が切れてゆく。
まだねむい。
もっと休んでいたい。
次起きた時、大切なものが終わっているかもしれないけれど。
たいせつなもの。
なんだっけ。
ああ。
ねむたい。